2009年6月25日 (木)

不可能犯罪コレクション

不可能犯罪コレクション (ミステリー・リーグ) Book 不可能犯罪コレクション (ミステリー・リーグ)

販売元:原書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

原書房より、オール書き下ろしのアンソロジーがでました。二階堂黎人編・石持浅海「ドロッピング・ゲーム」、大山誠一郎「佳也子の屋根に雪ふりつむ」、加賀美雅之「『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪」、鏑木蓮「花はこころ」、岸田るり子「父親はだれ?」、門前典之「天空からの死者」の6編です。書店で見かけたら、手に取ってみてください。

| | トラックバック (0)

2009年6月13日 (土)

本格ミステリ大賞贈呈式

本格ミステリ大賞贈呈式に行って来ました。
こじんまりとした会場でしたが、その名の通り、ばりばりの本格作家さんを凝縮した密度の高いパーティーでした。
綾辻行人さんの選評、東野圭吾さんの主賓の挨拶(理事長になられての初仕事だそうです)、北村薫さん、有栖川有栖さん、と超豪華キャストのスピーチが面白かったです。
受賞者の辻真先先生は、まだまだこれから新作にたくさん挑戦されるとのこと、まさに超人です。
会場では、森谷明子さんにお会いして「はじめまして!」とか、間抜けな挨拶をしてしまいました。四年前に鮎川賞の贈呈式で花束を受け取っていたというのに……。
二次会はスペイン料理のお店でした。そこはもっとこじんまりしていて薄暗くて、おしゃれでいい雰囲気でした。狭いのでますます作家さんの密度が高くなりました。近藤史恵さんと久しぶりにゆっくお話できて楽しかったです。
翌日は丸善のトークショーにも参加しました。辻真先先生、北村薫さん、有栖川有栖さん、黒田研二さん、円堂都司昭さんのお話、これまたとても面白くて会場でも何度も爆笑の渦。評論、創作について非常に勉強になる話がきけたのですが、ここで私が書いて、薄っぺらになってはいけないので、内容にはふれませんね。
夕方は埼玉から出てきた息子と東京駅で待ち合わせ。新丸ビルで一緒に食事をして、それから新幹線で京都に帰ってきました。ハードな日程だったので少し疲れました。
ここのところ、さぼりムードだったのですが、これではいけない! と自分で自分を叱咤激励、しばらく書くことに集中します。

| | トラックバック (0)

2009年5月31日 (日)

大西洋横断大型豪華客船「ル・フランス」

今回はジャキー・ドゥマンジュさんに、豪華客船「ル・フランス」のお話をしていただきました。ル・フランスは1960年~1979年まで、ル・アーヴルからニューヨークを全部で377回横断した客船です。ジャキーさんも乗ったことはないそうですが、今回は、沢山の資料とともに、当時の贅沢な船の中の様子を再現していただきました。船上の料理がとにかく豪華で、一等だと三ヶ月間、毎日違うメニュー、客室用ワイン、75000ボトル、シャンパン2000ボトル、コニャック1600ボトル等々。それに、”おたまで出すキャビア” というのが伝説になっていて、『もっとも美しい美食宮殿』とまで美食評論業界紙で表現されたそうです。ジャキーさんがパリののみの市で購入したメニュー(写真)は1966年4月23日(花の絵)と1955年7月31日(騎士の絵)のものです。一等には図書館、プールなともあり、乗組員だけでも、1040名もいたそうです。しかし、いくら評判が高くても、石油危機、飛行機のスピードと格安の波には勝てず、1979年には閉業に追い込まれました。
ちなみに私の母は私がまだお腹の中にいる時、ベトナム号という船の二等で、硬くてかみ砕くのも大変なステーキを食べなから一ヶ月間揺られてフランス(マルセイユ)からベトナムを経由して神戸に帰ってきたそうです。1961年1月に母は帰国、3月に私を出産しました。ですから、私自身も船の長旅をまったく経験していないわけではありません。
パリビスのディナーは、キャビアとブリニ、パイナツプルのポランドウォッカ風味、ウッフ・ココットポルト酒風味、淡路産のオニオン、パイ包みスープ等々...。デザートにマカロン、イ-ル・フロッタンなど、すべて手作り、華やかなのにリーゾナブルに徳済シェフが再現してくれました。また、豪華客船を舞台にしたミステリも書いてみたいですね。次回は超音速旅客機コンコルドの中の料理をジャキーさんがまた来日した時に再現してくださるとのこと、楽しみです。ここのお店の企画は、人の繋がりとアイデアがすばらしい。
Photo Photo_2 Nathalie_et_jacky

| | トラックバック (0)

2009年5月26日 (火)

日本推理作家協会 贈呈式

日本推理作家協会賞の贈呈式に行って来ました。
今回の受賞者は
長編および連作短編集部門
「カラスの親指」道尾秀介
「ジョーカーゲーム」柳広司
短編部門
「熱帯夜」曽根圭介
「渋い夢」田中啓文
評論その他の部門
「「謎の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ」円堂都司昭
「〈盗作〉の文学史 市場・メディア・著作権」栗原裕一郎
おめでとうございます。

初めての体験で慣れない中、挨拶できた方、できなかった方がありますがご容赦ください。
受賞者の道尾さんのスピーチが、同じ創作するものとして、共感できてとてもよかったです。
次期理事長には東野圭吾さんが就任されるそうです。「放課後」からずっとファンなので、ご挨拶したところ、私の推理作家協会の名刺に日本が抜けてますよ、と教えてもらいました。そうでした、日本推理作家協会でした。まったく、肝心なところが抜けている私です。
二次会は東京創元社主催の田中啓文さんを囲んだ会に行きました。ギャグ小説が大好きな私は、田中さんの作品にはいつも涙をながすほど笑っています。ある日、寺町の喫茶店で、田中さんの「蹴りたい田中」を読んでいたら、お店の人に「その人、僕も大好きなんですけど、なかなか書店で見かけなくて~」と親しみを込めて言われ「じゃあ、私が読んだ後、貸してあげますね」「ありがとうございます」ということになりました。田中さんに話したところ、「作りすぎでしょう」と信じてもらえなかったのですが、これ、本当の話です。
二次会場では、大沢在昌理事長、京極夏彦さん、山田正紀さんなどがすぐ近くで、理事長と山田先生の創作についてのお話が興味深く、耳ダンボになってしまいました。
40歳すぎてからデビューできたてよかったと思えるのは、ずいぶん長いこと本屋さんやテレビ、映画などで名前だけを見かけていた方々が、目の前で話している、という夢か現実か分からないような光景に出くわす時ですね。 

| | トラックバック (0)

2009年5月25日 (月)

次回のパリビスの会のご紹介

次回の日曜日は、ジャッキー・ドゥマンジューさんです。以前にもパリビスでお会いした方です。私の本をパリのあちこちの出版社で紹介してくださったり、いろいろお世話になりました。大西洋横断定期船“ル・フランス”のお話で、ディナーは船の中でのメニューをシェフが再現してくれるそうです。楽しみです。
………………………………………………………………
5月31日の日仏集まり会”ディマーシュ アン フランス”のお知らせ
午後3時から
参加費: 500円
場所:パリビス
        河原町ー二条 京都

テーマ: 大西洋横断定期船“ル・フランス”

1960年~1979年までのガストロノミ-

    ディナー企画: 船上のメニューをシェフ徳澄が再現

    会終了後、PM5:30~ジャッキーさんを囲んで、当時のメニューを楽しんでいただきます。

    お食事:3675円(税込)

=> 詳細はパリビスまで! 075-253-6767  http://ameblo.jp/parisbiskyoto/

お待ちしております!

ナタリー

Annonce de la prochaine reunion franco-japonaise "Dimanche en France" du 31 mai.
* a partir de 15h00
participation : 500 yen
Sujet : Le paquebot Transatlantique "Le France", la gastronomie a bord dans les annees 60-70
Diner d'epoque a partir de 17h30
Menu a determiner, prix  3675 yen (ttc)
Lieu : Paris Bis
        Kawaramachi-Nijo Kyoto
Reservation et renseignement : 075-253-6767 http://ameblo.jp/parisbiskyoto/
Nous vous attendons nombreux !!!
A bientot,
Nathalie

| | トラックバック (0)

2009年5月13日 (水)

本格ミステリ大賞 公開開票式

5月13日に、本格ミステリ大賞公開開票式に行って来ました。
受賞作は
小説部門
「完全恋愛」牧薩次
評論・研究部門
「謎の解像度」円堂都司昭

おめでとうございます。
私は新米会員なので参加しようかどうしようかと悩んでいたのですが、「完全恋愛」の作者、牧薩次さん別名(辻真先先生)は、子どもの頃からアニメの脚本、制作者として、あの頃のアニメ大好き少女だった私にたくさんの夢をあたえてくださった方なので、是非、お顔を拝見したくなり東京まで行きました。初めての体験なのでちょっと緊張しました。
打ち上げでは、辻真先先生、芦辺拓さん、東京創元社の担当の方たちとテーブルの向かい側、横でご一緒できました。辻先生の本格への思い入れなどもお聞かせいただき、とても充実した会でした。こういう出会いがあるから、鮎川哲也賞でデビューできてよかった! としみじみ。

| | トラックバック (0)

2009年5月10日 (日)

フランス・南西部、コンポステーラ巡礼の旅

Sanglia

ナタリーさんの妹さん一家が二週間、京都に遊びに来られていることもあり、今回のゲストは、義母である、マリー・クレールさんでした。病院の会計部署担当、院長の補助として勤務。フランスの南西ランド地方、へ引越。数ヶ月前に退職され、ゆったりとした時間を楽しむ。初めての日本旅行だそうです。

Salade_landais Poulet_basque

 フランス・南西部地方、ポー在住の彼女にサンティエゴ・デ・コンポステーラ(フランスからピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る巡礼路)についてのお話をプロジェクターの映像と一緒にうかがいました。ランド地方は、スペインの国境近くにある森林山系と海、温泉のあるゆたかな中世からの歴史ある名所です。闘牛場が各地に点在し、すぐ近くのスペインの影響を強く受けた精神的にも熱い土地柄です。また、いまだに中世時代の建物が沢山のこっている古い町があり、車の走っていない村まであるのが魅力的。プロジェクターで映してもらった映像がすばらしかったので、送ってもらうことにしました。また掲載しますね。
地中海、ピレネー山脈など海と山に囲まれ、西岸海洋性気候のため、海産物から牧羊や酪農、農業が盛んで、食べ物にも非常に恵まれています。
ジロンド県はボルドーワインの産地としても有名で、105000ヘクタールもの広大な土地をブドウ畑が占めていて、3000ものワイン城があり、その内200が有名な銘柄だそうです。白ワインを蒸留して作るアルマニャックの産地もあります。しかし、熟成させるのに10年はかかるので、採算があわなくて、若者はすぐに売れるワインの方に行ってしまうので跡を継ぐ人がいないのが残念だとか。
ディナーは、マリーさんが厨房に入ってシェフと一緒に、こだわりのバスク料理を作ってくれました。(写真)
家族みんなが参加した晩餐で、まるで大家族の田舎の家に招かれたみたいでした。マリーさんは陽気でて元気な人。食べながら、自前のバスクミュージックのリズムに合わせて手をたたき、しまいには踊りだしてしまいました。二歳の孫君までおどりに参加して、とてもにぎやかでした。Marie_claire 京都にいながら、すっかり南国気分で楽しかったです。
しかし、病院で経理の責任を担っていた人だけに、現実的な話になると必ずしも楽観的ではなく、フランスの経済も、資本主義の暴走の傷で、お金が一部の人にばかり行く仕組みができてしまい、貧富の差がひらいている。膨れあがった貧困層の反乱か起こるのではないか、と危惧していました。もう、これって、世界中どこへ行っても同じ現象ですね。こういう世界情勢になると、ナタリーさんの所みたいに親族で助け合って生きていくのがいいですね。
次回、フランスに行く時は、ランド地方に是非行ってみたい、とこの会に来るたびに、行きたいところは増えるのですが……。

(写真は、アルマニャックと果汁とワインで作ったサングリアとチョリソー、南西風サラダ: 鴨のマグレ、グリーンサラダ、バスク風チキン エスプレットピーマン添えです)  

| | トラックバック (1)

2009年4月12日 (日)

パリビスで古本市

Bourses_des_livres_001         Bourses_des_livres_005   パリビスで開催されたフランス語本の古本市に母と行ってきました。今回、初めての試みだったそうですが、なかなか盛況で、面白い本がいっぱいならんでいました。フランス人学校の子どもたちが手伝いに来ていました。(写真)フランス文学から自己啓発本、子供向けの本、雑誌等々。フランス語訳の日本のマンガなんかも目につきました。ジャングル大帝レオ、千と千尋の神隠し、セーラームーンなんかもフランス語に訳されていて、マンガはやはりフランスでかなり普及しているもよう。それ以外、谷崎の「瘋癲老人日記」や三島の「仮面の告白」など日本文学のフランス語訳もたくさんありりました。私は、シェフの話に聞き入って、美味しそうな写真ののっているお料理とワインの本を買いました。Bourses_des_livres_002_2 Bourses_des_livres_003_2

会場では、「至福の味」「優雅なハリネズミ」などで話題のフランス人作家、ミュリエル・バルベリのご主人のステファン・バルベリさんにお会いしました。京都にすっかり魅せられている人で、「すべての美しいもBourses_des_livres_004のは京都にある」と住んでいるものからすると過大評価では? と思いつつ、そういうふうに感じてくれる人がいるのは嬉しいことでした。ヴィラ・九条山のゲストを終えて、現在は、吉田山に家を買ったそうです。吉田山といえば、私も大好きな場所で、歩いて十分くらいで行き着く頂上のカフェ「茂庵」からの景色が最高です。そこから百メートルくらいの所に彼らの家はあるそうです。写真家である彼のオリジナルの写真が裏面に掲載されている名刺をいただきました。現在は、日本の木に魅せられ、桜や梅を被写体にしているそうです。その他、いつもの日仏のメンバーの方々、それに新しい出会いもありました。次回は、ポストカード、ポスター、CD、DVDなんかもやってみようかという話で盛り上がりました。楽しみです。

先月、パリのマンションを引き払い、向こうにあった本を全部日本に送ったので、次回は、私も出店する予定です。

| | トラックバック (0)

2009年4月 4日 (土)

京の夜桜

Photo 昔からの友人、北野病院の武曾恵理さんと彼女の友人に誘われ、木屋町の「やました」で食事をしました。もろこの炭焼きというのがあまり普段食べ慣れない美味しさでした。丁度、いまの季節は子持ちで、ししゃもなんかとはまた別の独特の味わいがありました。もろこは淡水魚の中では、かなり美味な魚で、最近、人気上昇中だそうです。こんなふうに逆さまに立てて、頭までしっかり焼いて油を落として食べると美味しいそうです。

それから、八坂神社の夜桜を見に行きました。Photo_2 八坂神社のしだれ桜は、年月の衰えを感じつつもやはり妖艶な美しさは健在。池に映っている姿がなんとも美しいですね。このステキな写真はご一緒した千葉の先生にいただいたものです。今年は、お花見の機会を逃したかな、と思っていたので、声をかけていただけて嬉しかったです。誘ってくださったみなさま、ありがとうございます。

| | トラックバック (0)

2009年3月 7日 (土)

大阪女性文芸賞 贈呈式

大阪女性文芸賞の贈呈式に行って来ました。今回の受賞は、「ベースボールトレーニング」大西智子さん、「アヌビス」和田ゆりえさんでした。どちらも実力のある方たちで、今後の飛躍が楽しみです。選考委員の津島佑子先生のお話によると、他と比べても大阪女性文芸賞は非常にレベルの高い賞で、しかも今年はもとシナリオライターや映画監督などストーリーをプロとして作っている方々の応募が目立ったそうです。今回テーブルでご一緒だったのは読売新聞のNさん、朝日新聞のTさん、芥川賞作家の玄月さん、吉村萬壱さん、松本清張賞出身の三咲光郎さんでした。玄月さんと吉村さんのスピーチが面白くて、思わず吹き出してしまいました。事務局はみなさん手弁当で選考されている賞ですが、それでも、この不況の中、知名度が上がってきているみたいです。案外文学は不況知らずなのか? それとも、すでに底なのでこれ以上落ちることがないから底で安定しているのか? というような疑問はさておき、この賞の今後の発展が楽しみです。

| | トラックバック (0)

«誕生日にブーケ